雑誌『子どもとコミュニティ』

私たちはみんな、「子ども」だった頃があります。

みんな、母親から生まれてきました。

そんな風にして、人類は続いてきました。

けれど、「子育て」って、誰もが自然にできるものなのでしょうか?

いのちを育てるってどんなことなのか、教わったことはありますか?

 

私はありませんでした。 

 

教わったことはなかったけれど、なぜか「できる」と思っていました。

だって、自分もこれまで生きてきたし。

どうにかなる。

 

そんな風に、思っていました。

 

P.アリエスは『〈子ども〉の誕生』という本の中で、西洋において大人が愛情を注ぐべき対象として「子ども」が発見されたのは17世紀頃だと言います。 

つまりそれまで、子どもと大人の区別はなく、子どもが「ケアされるべき存在」として社会から認識されていなかったということなのです。

 

子どもを育てるということの無知さを知ることは、恥ずかしいことでしょうか?

私は、無知さを知ることこそが、始まりだと思います。

知らなかったのだから、知ればいいだけのこと。

 

幸いに日本には、野口晴哉がまとめた「野口整体」の知恵に、子どもの育て方のイロハが詰め込まれています。

 

子ども育てる中で、大人も育っていく。 

そうして子どもも大人も自分を生きていく。

 

そういうコミュニティの確かさを、私は知っています。

 

雑誌『子どもとコミュニティ』が、子育て中の方を応援できますように。